俺とオタクと幼女とヤンキー娘。

はじまり

「ちょっｗｗｗまさかの羽川ｗｗｗｗしかも三連発とかどんだけｗｗｗｗうぇうぇｗｗｗｗ」

ある日の学校の帰り道、コンビニの前のガチャポンの前でカプセルを三つ持ちながら鬱陶しい事この上ない喋り方をしているコイツは梅小路 恭介（うめのこうじ きょうすけ）、一応幼なじみである。

どうやら好きなアニメのキーホルダーのガチャポンを一回二百円を投入して、三回も回したらしいが、目当てのキャラのではなかったらしい。

アニメの番組名を教えて貰ったのだが、忘れてしまった。

化け物だったか、おばけ語りだったかそう言うタイトルだったと思う。

「俺の真宵ちゃあああん、もしくは撫子ちゃあああん」

恭介はまだ諦めがつかないらしく、吠えていた。