拾弐

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眉間に皺を寄せつつ、しかし雰囲気は楽しそうに鴨を除くトップ3人が話し合い部屋割りの相談をしていた。その間に俺と瑠璃珂、鴨の3人で近所に渡す粗品を買いに先程案内された街中へ出向いていた。 「取り敢えず俺たちの今晩の食事は蕎麦でいいだろう。荷解きがあるから手軽に済ませられる。」 「したら明日の朝も忙しいだろうから、握り飯と味噌汁でいいだろう。」 「そうすると大荷物になるな。瑠璃珂、お前も少し持てるか?」 「力持ちだから大丈夫だよ!」 「確かに下手な男より力あるだろうな。」 「よし、白眞、粗品は無難なとこで引っ越し蕎麦でいいか?」 「じゃあ先に店に伝えておくか。」 俺らは近くのお茶屋に入り、瑠璃珂にみたらし団子を、俺達はお茶を飲みつつそんな話をしていた。 お茶屋の旦那に美味い蕎麦屋を教えてもらい、その蕎麦屋に通常じゃ考えられないであろう量の注文を済まし今日明日の食事の材料を買い揃えた。
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