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「瑠璃珂、このバックを持って行くぞ。」 「?何処に?」 「爺さんとこだ」 コクン 家には誰もいなくなった。 他の、瑠璃珂の親達は朝早くから、準備の為、瑠璃珂の為にも家から姿を消していた。そうでないと瑠璃珂が逃げないからだ。この事は瑠璃珂は知らない。 きっと、早々に戦場と化されるだろう。 出来るだけ早く此処から離れなくては… しばらく瑠璃珂と歩いていたら、背後から2人同時に刺されてしまった。 「いっ!」 「くそっ遅かった!」 このことは俺達の身に起こる序章に過ぎないことを俺はまだ知る由もなかった。
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