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南上高等学校と文字が刻まれてる正門をくぐり抜け、靴箱で上履きにはきかえて教室へ向かう。
「心おはよー」
「奈々おはよ」
奈々は私の親友、高校に入学したとき教室で一人でいる私の所へ来て友達になろうって話し掛けてくれた、今では誰より大切な人。
「聞いてよ心!!」
「どうしたの?」
「私ね、優に告られて付き合う事にしたの!!」
「優って奈々がずっと好きだったあの七瀬優?」
「うん!!」
「良かったね!!」
「ありがとう、心はモテるのに彼氏つくんないよね~」
「ぅっうん」
私が男の子嫌いな事は奈々しか
知らない。
「きっと心も信じれる人に出会えるよ」
奈々が言ったひとことが
現実になるなんてあの時は思っても見なかった。
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