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「ぐぁ……」
左脇腹に衝撃を感じると数メートル吹き飛ばされる。
「おいおいおい!そんな簡単に吹っ飛んじまうと練習にならんだろ?」
痛みに耐えながら顔を上げると対戦相手がすぐ目の前にまで迫ってきていた。
「くっ……」
僕は振り上げられた木造の剣を見ると次の瞬間に襲ってくるであろう痛みを覚悟した。
「くたばりやがれ」
――――。
「…………」
目を開けると真っ白な壁が見えた。
いや、今僕は寝ているから天井かな?
「痛っ!?」
身体を起こそうとすると身体中に痛みが電気のように走り力が入らなかった。
そうか……。
痛みを感じて思い出したけどまた負けたのか……。
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