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「本当ですか!?」
喜んだ様子で再度尋ねてくるリューベルク先輩に僕は驚きながらもうなずいた。
「これで私にも後輩ができました!」
「あ、でも正式に入隊したわけでは……」
断る気持ちがあることを直接告げることができずに遠回しに言ってしまった。
しかしリューベルク先輩は僕の言葉の真意に気付いたのか喜んだ様子は一転、真剣な表情になった。
「他に誘われているところが?」
「いえ、誘ってくれたのはシュピリオス先輩の部隊だけです」
他にも自分で部隊を作るのか?など色々と聞かれた。
けどその質問にすべて首を振るとリューベルク先輩は俯きながら「うーん……」と言いながら考え込んでしまった。
これって素直に言ったほうがいいのかな?
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