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「わかりました!!」
「うわっ!?」
僕が驚いたことにリューベルク先輩は苦笑し、
「失礼しました、それで断ろうとしている理由なのですが……」
と、切り出してきた。
それと同時に僕の心臓の鼓動が早くなるのを感じた。
「まさかですけど迷惑をかけないように、とか考えています?」
「うっ……」
的確すぎるその言葉に僕は何も言えずに目をそらしてしまう。
「当たりですね?」
僕はその問いに無言でうなずきながらリューベルク先輩を見た。
「なら答えは簡単ですね」
「え?」
「私達の部隊は周りに迷惑をかけまいとしていた人たちの集まりです」
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