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ウェイスが笑った瞬間、空気が軽くなった感覚がした。
「ん?」
やっぱりあの人が何かをしたのかな?
肌をこすりながら腕に残っているさっきの感覚を待ってみたが再び感じることはなかった。
「ほぉ、感じおったみたいやな」
「感じたとはまさか……?」
「あぁ、こいつ石ころなんかやなくてホンマにダイヤの原石かもしれへんな」
石ころ?
ダイヤ?
原石?
なにを言ってるんだ?
「お前!」
そう言いながら僕を指を差すとニヤリと微笑む。
「な……何ですか?」
「スカウトされたよな?」
「されましたけど……」
そこまで言うとリューベルク先輩が代わりに説明をしてくれた。
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