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「なるほどなぁ。なら、自信がつくようにワイらが鍛えたろか?」
「え?」
「それはいい考えですね?」
「後輩を鍛えるのは先輩の役目や」
そういってウェイスは右手を差し出す。
「め……」
僕は「迷惑じゃないんですか?」そう聞こうと思った。
けどこの人達は僕と同じ。
リューベルク先輩も……。
迷惑をかけてしまっても嫌わないでいてくれる。
そう思えた。
迷惑をかけることの辛さを知っているから。
僕はゆっくりとウェイスの右手を握る。
「……よろしくお願いします」
いつか必ず力になる
そう、胸の仲で誓いながら……。
「よし、これで仲間入り決定やな?おーい!もう出てきてもええで?」
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