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「‥‥らっ‥‥空‥‥‥!」
誰かが僕を呼んでる‥‥‥‥
誰?僕はもう少し寝ていたいのに‥‥‥‥‥‥
ゆさゆさっ
体を揺らされて目を開けた
『んっ‥‥‥‥‥‥』
「もう!空ぁ~!何時まで寝てんねん!」
頬をバシバシ叩かれた
『痛いな~やめてよ‥‥‥』
僕の目の前に居る 暴力女は 海 僕の小学校からの幼なじみだ
「もう放課後やで?はよ帰らな!」
いつも思うけど何でこいつ関西弁?
って いうか
『‥‥‥放課後!?』
「うん」
そう頷く姿はかわいい‥‥‥‥‥‥くない!かわいくなんかないよ!なに言ってるんだよ!僕は!
「今日 うち、はよ帰らなアカンねん‥‥‥‥親が下に来てるんよ‥‥‥‥
だから‥‥‥先 帰るわ‥‥」
『おっ‥‥おぉ‥‥』
「バイバイ‥‥‥」
海が出ていって教室は静まりかえった
なんで あんな悲しそうな顔をするのだろう?
そんな疑問を持ちながら
僕は帰り支度をした
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