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同時刻
彪兎は6人でカラオケに向かっていた。
学校を出て徒歩10分程度の距離に目的のカラオケボックスはある。
「そう言えば、最近ナナコちゃんと仲悪いみたいじゃん」
先程の女子高生、チサに菊池は尋ねた。
「聞いてよ!!アイツさぁユカコの彼氏取ったんだよ。信じらんなくない」
「彼氏ってだれ」
「池田じゃん」
他の男女がそう答える。
「しかも遊びみたいな態度でかなりムカツク」
彪兎は興味も無かったが、女子高生のやり取りや友人はどこか狂気じみていると感じていた。
「チサが言うなよ。年中遊んでるようならヤツがさ」
「わーお。アヤト今日毒舌じゃない」
その後カラオケに向かい。彪兎の1日は何事もなく終わった。
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