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葵は屋上から真っ直ぐカウンセリング室に向かった。
この時間にカウンセリング室に向かう事が日常になりつつあった。
しかし今日は昨日とは違っていた。
カウンセリング室から出て来る見知った姿があったのだ。
彼女はカウンセリング室を出てくると、葵の姿を見つけきつく睨み付けた。
ナナコと言う名の女子高生は良く葵幸仔を虐めて居るグループの人間だ。
しかし最近はそのグループの仲間とは一緒に居ないようだった。
「失礼します」
葵は彼女を無視してカウンセリング室に入って行った。
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