From daytime to the night

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「いやでも、俺はここのバーの責任もあるし、アメリカには行けませんよ」 言い切って俯く。 銀さんの気遣いは嬉しいが、やはり無責任なことはしたくないという思いが浮かぶ。 「バーは私と雨音ちゃんでなんとかしよう。 大丈夫、信用を無くすようなことは絶対にしないさ、私は君の師匠なんだから。 たまにはお客さんに土産話を持って帰って来て、話すのもいいじゃないか。 行ってきなさい」 そんな風に言われると、断りにくくなってしまう。 でもまあ、うちのスタッフは確かに信用できる。 俺が居ないぐらいで信用を無くすこともないか、と思い少し笑った。 「はい、行きます。 アメリカへ」 この時まだ俺には、自分が引き返せないところへ確実に向かっていることを知るよしもなかった。
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