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「ったくキーキーうるさい女だね~!!……ちょっと待ってな………良いもん持ってきてやんよぉ」
ニヤリと不気味な笑いを浮かべレダは奥の部屋に消えた。
がさがさと何かをかきだすような音が小さな部屋の中に響く………
「あった!!あったよぉ…………署長からもらった酒」
まるでおもちゃを手に入れた子供のような笑みを浮かべながら酒瓶を手に戻ってきた。
「それなんの酒だよ?……見たことねえぞそんなの………」
「なんかわかんないんだけどねぇ………とりあえずドぎついらしいよぉ……飲んでみる価値はあるぜぇ?」
限りなく怪しい表情だ……
全くもって信用ができない。
「ファック!!もおなんでもいい!!………とりあえず飲むぞレダ!!」
「そぉゆぅあんた嫌いじゃないないぜぇ~……退屈させんなよぉ?」
すでにエルーのストレスも限界まで来ているようだ………
レダが怪しげな表情なことにもまったく気がついていないようだった。
町のネオンは消えることなく色とりどりに輝いていた………
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