アタルとマリア

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今日もまた、マリアが俺の部屋に入って来た。 「ねえ!いい加減 仕事しなよ!」 「うるせえな 今の日本は俺が働いてやる価値もねえんだよ!つうか働いたら負けなんだよ!」 こんな言い合い、日常茶飯事だ。 ったく、俺の大切な時間を邪魔しないで欲しい。 今やっと手に入れた初音ミクに、B'zのULTRA SOULを歌わせるという、ネット界に革命を起こす新たな開拓作業を行っているのに。 「この無職のウ○コ製造機!」 マリアとは会う度に言い合いになるが、大抵はマリアが捨て台詞を吐いて部屋を出て行く。 ったく。飯を作りに来るのはありがたいが、迷惑だ。 そんなある日の早朝。 俺は昼夜逆転の生活で、朝方の5時くらいまでパソコンをイジっていた。 すると突然、ドアの開く音が。 すると、突然マリアが俺の部屋に入ってきたんだ。 「な マリア!」 「えへへー アタルおはよー」 俺の部屋が、一気に酒臭くなる。 マリアは明らかにハイペリオン酔っていて、女の子もエッチな事したいのモードだった。  
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