僕、ぴぴる♪

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  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 現在、PM4:40。 「ただいま~っと」 財布の中の鍵で玄関を開け、俺は17年とちょっと生活してきた一軒家に帰宅した。 俺の家族は、父さん、母さん、姉ちゃんの四人家族だ。 この時間、父さんと姉は会社、母さんは近くのスーパーでパート、なのでコンビニの立ち読みで時間を潰したとしても、俺が一番最初に家に帰ってくるのだ。 そんな静まりかえった一軒家に、2階へ上がる俺の足音がトントントンと響いた。 ニ階へ上がり自分部屋に入るなり俺は、コンビニの袋の中からアルバイトの求人情報雑誌をベッドへ置き、エナメルバックとミルクティーの入ったコンビニの袋を学習机の横にほうり込む。 それからぐちゃぐちゃの学習机の上から赤ペンを探り出し、ベッドの上に腰かけた。 漫画を読んだり、テレビを見たり、ゲームしたり――俺は学習机の椅子に座るよりベッドに座って何かすることが多い。 部屋の床は散らかってるわけでは無かったが、ベッドの上が俺の生活スペースと言っても過言じゃ無い。 ん? 勉強? 『勉強したい!』って言ってる貧しい国の子供達にやらせてあげればいいじゃん! 置き勉してやる気の無い俺なんかより、参考書だってそういう子供達に使われた方が参考されがいがあるってもんだろう?
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