僕、ぴぴる♪

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~数分後~ 「コンビニとレンタルビデオか……」 消去法で探していった結果、最寄の駅から一駅隣の駅の近くにあるコンビニとレンタルビデオ店の募集要項が残った。 何故、一駅離れた場所を探すかと言うと、答は簡単。高校の教員に見つから無いようにするためだ。 しかし、どちらも大通り沿いにあり、学校の先生が利用してそうだった。 そんなことを考えたらきりがないけど、ゆーとーせーとしてあまり先生に叱られたくない。 俺は求人情報雑誌をゴミ箱に投げ捨てて、ベットにゴロンと寝転んだ。 窓の外は赤く、壁に掛けてるアナログ時計はもうすぐで5時になることを俺に教えようとしていた。 「今日も退屈な一日だったな……」 ポツリと俺は一言漏らした。 世間一般の17歳はどんな生活をしているのだろうか? 放課後、教室を締め出されるギリギリまで友達となんてことのない会話をしたり、ゲーセンやカラオケで遊んだり――試したことはあるが、すぐに飽きてしまった。 『彼女を作ろう』ぶっちゃけ教室でだべることよりも前に考えついた案だが、今だに遂行できていない。 恋愛経験は無いが――告白されたことはある。しかも結構可愛い女子からだ。 でも、何だかその娘のことが好きになれなくて、俺は交際を断った。 もしタイムマシンがあれば、その時までタイムスリップして交際を断った俺を背後から蹴り殺したい。 それくらい後悔している。
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