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「彼女……できねぇかな」
天井に向かって俺はまたポツリと呟いた。
サンタさんに願うかのように――
織り姫と彦星に願うかのように――
そして、まるで神様に願うかのように――俺は呟いた。
そんな時だった。
ジャララララララーン♪
ジャラララ-ララジャラララ-……
ジャララララララーン♪
ジャラララ-ララジャラララ-……
ジャララララララーン♪
ジャーラーラーラーラー……
ジャララララララーン♪
ジャーラーラーラーラー……
ジャララララララーン♪
ジャーラーラーラーラー……
ジャララララララーン♪
ジャーラーラーラーーーラー……――
俺の携帯が洋楽の前奏を高らかに鳴らして、今から歌う――って所で鳴り終わった。
まぁ鳴り終わるも何も、そこまでしか着信音登録していないんだけどね。
着信に出ないのかって?
必要な内容ならもう一度かかって来るだろう。
着信はその曲を聴くために登録するもんだぜ。
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