女神とかき氷

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十数分後、駅構内、中央ホームに堂化士郎はいた。 ……彼はどこへいくのだろう。この疑問はいくら語り手とはいえ、主人公に対するプライバシーの侵害に当たるのであろうか。 他の人々が流れる嫌な汗をハンカチで拭いている中、彼だけは、その暑さとは無縁だ。 大都市だけにホームは街並に劣らぬ喧騒をみせている。
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