プロローグ

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「…洋介、遅いよっ!」 「ハァハァ…ま、待ってよ! 仁菜が早すぎるんだよ」 「男でしょ? 頑張って!」 「はぁ…。こう言うときだけ男を使うなんて…」 「…何か?」 「う、ううん! 何でもありません…」 私たちは、子供のころから仲が良かった。 どこに行くにも、いつも一緒…それが当然だったんだ。 だから、隣で笑って隣で泣いて…そんなことは、いつものことだ。 「…あっ! 洋介、見えたよ!」 「あ…!」
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