第2章 俺と暗闇の少女

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いやさ、勝てなくわない訳だ でも勝つと更に面倒くさい事になりそうだし 頃合いを見て負けるか そうしよう、と自分の中で決め弓を構える 「お、やる気になったか しかし!させんぞ!?」 オッサンは撃たせまいと 瞬時に距離を詰めてくるが 甘い! 俺はニヤリと、口角をあげた 確かに弓の遠距離武器 弱点は近距離になるんだが それは一般的な話だ 俺は弓を構えたまま突っ込む 「!!」 ププッ 驚いてやがる 弓を引いたまま肉薄すると そのまま飛び上がり回し蹴りを 顔面目掛けて放つ オッサンは半身になり避け剣を返すが 俺は剣を振らせない為 弓本体から矢を放つ 思惑道理斬るのを辞めそれを手甲で弾く 着地した瞬間にそのまま足払いをかけ ジャンプして避けるのを 俺も飛び上がり脚で追撃 又もや手甲で防がれるが オッサンは空中にいた為 体勢が悪く飛ばされる 更に矢を3本放つが転がり交わされた 「これは驚いたわい、、、 只の弓使いではなかったのか」 剣を構え直しこちらを見る 「残念だったな、俺は接近戦の方が得意なんだよ」 「弓をそんな風に使う者には初めて会ったわい、、、」 そりゃそうだ 自分で言うのもなんだが 俺は射的が超絶に下手だ 師匠が弓使いだった為 それに憧れ使い始めたのだが 最終的には「才能無いから諦めな」 と言われた それが悔しくて自分独自のスタイルを編み出した訳だ 「そうだな、弓闘士って所か?」 「ふむ、見くびっていたようだ すまぬな。本気でいかして貰おう」 そういうやいなや オッサンの魔力がまた上昇し始めた おいおい、、、 やべぇよマジで、、、 殺す気ですやん 冷や汗が出てきた 帰りてぇ
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