第2章 俺と暗闇の少女

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こりゃあかん、、、 一瞬 そう勝負は一瞬でついた この訓練場に居た何人か以外は何がおこったのかわからなかったろう 「凄い、、、」 ふと、リーシャから声が漏れた 「本気でやったのは久しぶりじゃ」 「そりゃどうも」 俺は意識を飛ばした、、 「ん、、、」 目を覚ますと真っ白な壁が目に入った ああ、天井か まるで雲の上の様な感覚のベッド 鼻につく独特な匂い 王宮医務室か まぁ負けたもんな 咄嗟に急所を外せたから良かった良かった 「目が覚めたか」 声をかけられそちらに目を向けると 白衣を纏い逆ブチの眼鏡をかけた金髪のナイスバディーなお姉さんがいた 「ん?あんたが治療を?」 「私以外に誰かいるか?」 辺りを見渡すが誰もいない 「あー、助かったよ」 「まぁ、私は何もしてないがな」 違うのかよ 「じゃ俺は行くから」 ベットから降り扉に向かって歩いていると ふと部屋の隅に置いてある長椅子に見覚えのある青髪が目についた 「ああ、何でも私が軽い気持ちで言ったせいでと気に病んでいたぞ?」 「あらまぁ、気にする事ないって伝えといてよ」 「連れて行け、何時間もそこに居られたら邪魔だから」 ふぅ 「はいはい、リーシャ?」 と彼女の肩をポンポンと優しく叩くと 剣を喉元に突き付けられた 「ぁ、あの、、、、」 俺は両手を上げ降参の意を表した 「あ、、、わ、悪いっ」 彼女はそう言うとすぐに剣を下ろした まぁ職業病みたいなもんか
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