第2章 俺と暗闇の少女

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リーシャからガチで逃げ出した その後、城のメイドを捕まえ俺に与えられる部屋に案内してもらった リーシャに先回りされてないかと心配していたがそれはないようだ 部屋はドデカイ1Kの作りだ 俺はベットに腰を降ろすと今後の事を考える とりあえず明日から指導だろ? さっきメイドから城の書庫には出入り自由って聞いたし明日行ってみるか、、 なんて考え事をしながらフカフカのベットでゴロゴロしていたらいつの間にか夜になってたようだ ふと、テラスを見ると綺麗な夜空が 立ち上がりテラスに立つと城下町が光りに彩られ平和が感じられた 懐から煙草を取り出すとそれに火を付け深く吸い込んだ 「ふー、、、ここは平和だねぇ、しかし闇の瘴気が徐々に広がって来ているらしいし、勇者達も大変だよな」 この人界には人間の言う所の魔王がいて各地に配下を置きどんどん侵略して来ているらしい、人間の中から勇者と呼ばれる者達が魔王討伐を目指し旅をしているとか 「~~~~~~♪~♪♪~~」 「ん?、、、、んん?!」 煙草をふかしていると風に乗って微かに歌声が聞こえて来た その歌に聞き覚えがあり驚いた俺はテラスから屋根に飛び乗り声のする方へ屋根伝いに向かった 城の屋上にある一角に辿りついた そこには綺麗な花畑が広がって 空中庭園になっていた 「へー、、、凄いな」 「誰ですか!?」 ベンチに座る影が驚きの声をあげコチラに顔を向けている 夜空に浮かぶ月の様な長い金髪に白い純白のドレスを纏う小さい体 「よっ、夜中に出歩くと危ないぞ?リア」 「あ、ルークさんでしたか」
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