始まりの第1

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地に響く様な声が場に響く ふむ、やはり声もイケメンだな 「して、どこへ行くつもりだ?」 やっぱり聞かれるよなー ふー 俺は後頭部を掻きながら 「人界に行こうと思ってます」 「なっ!」 ルシアが驚愕の声を上げるが 王が手で制し続ける 「よい、お主の事だ、自分のルーツを探しに行くのであろう?」 やっぱ王にはバレてたか そう、俺は人間でありながら魔界に捨てられた と言われていたわけだが 人間にはない能力を持っている [呪装] 俺はそう呼んでいる 呪われた装備を呪いの影響を受けずにむしろ最大限に活かし使える力 俺は人間ではなく 実は魔人ではないかと 戦争の合間を縫っては この魔界で自分のルーツを探していた だって気になるじゃん? 自分が何者なのか 何故こんな力を持っているのか いやね、人間の癖にこんな力を持ってるから捨てられたとか考えたよ? でもそれは無い事が解った まずこの力があるとわかったのが捨てられた?時からかなりたった10才の頃 そして最近だが人間にはこの力が扱えないと言う事が魔界にあった かなーり古い書物でわかった かなり古くかろうじて読めた所から解ったのが 人間、魔人、天人には使えない力 かつてこの力を持っていた者が人界にいた と言うもの ますます気にならね? つか俺マジ何者よ まぁそれ以外にも気になる事がある訳ですけども 「てゆー事は別に四天魔を抜けるって事じゃ無いんだね」 と後ろから一際カラフルな衣装の童顔な道化師が言うものの いや、抜ける言ったじゃんよ そう言うと 「え、、、」 この世の終わりの様な顔をする道化師 なにを聞いてたコイツ なんでか俺懐かれてんだよな 不思議だ まぁ弟みたいだから良いけど つか多分顔からしても俺より年下なはずだ 「ふん、貴様の好きにするがいい! 俺様は知らん!四天魔を抜けるのならば、次に会う事があるならその時は敵だ、覚悟しておけ!!」 なーんて物騒な事を言いながら王の間から足早に出ていくルシア もう二度と 会わないようにしよ、、、 殺されるわ
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