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「じゃ、じゃあ僕達とは敵になっちゃうの??」
道化師は焦ったように聞いてくる
か、可愛ええ
何この子
「大丈夫さ、敵になる訳じゃないさ、旅にでるだけさね」
と軽い口調で道化師の頭をポンポンッと軽く叩き
赤髪の断罪者は黒いロングコートを翻し外に向かい歩きだす
途中小さな声で
まぁ殺る時は此方も本気でやらないと殺されるさね
と聞こえたが
聞こえません!
「じゃあさっまた一緒に遊ぼーね」
と可愛い笑顔で道化師も退室する
つか遊びたくないです
貴方との遊びは若干マジの殺し合いですから
無邪気な笑顔が可愛いけど怖いです
そして王以外居なくなった部屋に王の声が響く
「では、[[黒獅子]]よ、此処に退団を許可する」
俺は片膝を付き頭を下げた
「はっ
では此処にお借りしていた[黒騎外装]をお返しします」
そう俺が今付けている装備
黒い甲冑はこの魔界の呪われた装備の1つで王からの借り物だ
それを纏い戦う姿から黒騎士と呼ばれるようになった訳だが実は本当の俺の呼び名は
[黒獅子]
ほら似てるでしょ黒騎士と黒獅子(笑
見た目からしてもそれっぽいからいつの間にか黒騎士になってたんだよね
俺は立ち上がり
鎧と兜を脱ぐと目の前に組み上げてまた頭をさげ片膝をつく
黒に近い緑の髪の毛が視界にはいる
「今まで、、、ありがとうございましたっ!!」
俺は色んな思いを込めて言った
そして立ち上がり部屋を後にした
さあて行くか
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