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「ふーん…、喧嘩でもしてんのか?」
「喧嘩…っていうのかなぁ…、私の家系は、代々優秀な能力者ばっかりなんだけど…。私はあんまり能力ランク高くないんだ…。だから…さ、両親もお姉ちゃんもあんまり私のことよく思ってないみたい…。」
「…。」
「でもね…、仕方ないんだ…。私…戦闘系能力なのに、戦闘技術も全然ないし…。仕方ないよ…。」
「…。」
「……、あっ!こ、ここらへんでお別れだね!私はこっちの方面に家あるから…。」
「…おう、また明日な」
「ま、また明日…。」
一人で歩く彼女の背中はとても小さくて、少しでも躓いたら壊れてしまいそうなくらいにボロボロに見えた。
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