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昼食後の授業は自習になった。
どうやら先生たちが収集されているとか。
噂によると、あの放送は一部の先生しか知らなかったらしい。
そして、言うまでもなく自習の時間は生徒会選挙の話で持ちきりだった。
緋乃瀬「にしても、なんでいきなり選挙なんてやるんだろうな。」
成人「聞いてなかったのかー?生徒会の人が引っ越して…」
緋乃瀬「お前そうとうバカなのな。」
成人「な、なにがだよっ!」
緋乃瀬「普通一人かけたくらいで、いちいち選挙なんてやらないだろ。するなら生徒会でそこんところ決めて、新メンバーを発表するくらいだ。」
成人「それは…そうかも知れないが。いやでもな」
緋乃瀬「てかお前に説明するのが馬鹿馬鹿しいな。お前は一生物事を理解せず生きていけ。」
成人「酷いっ!」
担任「おーい自習中に席を立つな。」
担任が戻ってくる。
担任「今から体育館に集合しろ。生徒会から話がある。」
成人「え!?よっしゃ授業が潰れるぜ♪」
緋乃瀬「出たな、不良(仮)発言。」
成人「なんだその仮って…」
緋乃瀬「なにかってに()よんでんだ。」
成人「以心伝心…?」
緋乃瀬「キモ、うざ、死ね。」
成人「………言葉の暴力って知ってる…?」
緋乃瀬「当たり前だ、お前が知ってて俺が知らないことは1つもないからな。」
成人「1つもって…」
緋乃瀬「なに間に受けてるんだ。あーすまん、成人くんにはまだ難しかったよね。ごめんねお兄さんが悪かった。」
成人「なにいって…!」
緋乃瀬「黙れ。頼むから黙れ。頼むから俺の視界から消えてくれ。いっそ世界から消えてくれ。」
成人「いつにも増して酷い!」
担任「おいそこ、さっさと体育館に行かないか!」
いつの間にか、残っている生徒は2人だけになっていた。
緋乃瀬「お前のせいで出遅れたじゃないか。罰としてこの世に別れを告げろ。」
成人「もしお前がこの世の神だったらこの世は三時間あれば生き物は息たえるな…」
緋乃瀬「キモいな、何ファンタジーな回想してんだ、そして俺は自分の手は血で染めたりしない。………勝手に死ね。」
成人「悪魔よりタチわりぃ!!」
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