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体育館には既に全校生徒の大半が整列していた。
それから三分後には全校生徒が着席している状態だった。
成人「なぁ、この学校の生徒って結構優秀だよな。」
緋乃瀬「3年になって言う台詞じゃないけどな、そしてお前と比べたら、誰もが優秀だ。アウストラロピテクスの方がまだ賢いぜ。」
成人「なんだその例え!」
会長『あー、あー。これから全校集会を始めまーす!』
いつの間にか、会長がマイクに向かっていた。
会長『えっと、みんなを集めたのは他でもなくお昼休みの放送についてだよ!』
こんな幼稚っぽい喋り方でもヤジを飛ばす者はいない。
それどころかシンと静まり返っている。
さすが会長といったところだ。
会長『引っ越した、まさしくんのことは知ってるよね?』
成人「まさしくん?」
緋乃瀬「放送聞いてなかったのか、書記だよ。バカ。」
成人「あーそうだった。」
最後の一言に反応しないあたり、バカの自覚が出てきたようだ。
緋乃瀬「反応しないあたりがバカなのかもな。」
成人「は?」
緋乃瀬の独り言に反応する成人。
会長『それで、そのまさしくんの代わりを、後に決めようと思います!』
この言葉には多少ざわつく。
会長『静粛に~』
シーン。
会長『では説明するね♪』
この辺りは尊敬する辺りだろう。
会長『選挙っていっても、悪いけど、みんなにチャンスがある訳じゃないんだ。書記だしね!』
頭は最低限必要ということだろう。
会長『既に生徒の中から、ある程度推薦しときました!その推薦された中から選挙を行おうと思います!』
また多少ざわつく。
会長『それじゃあみんな、ひとまずそれぞれの教室に戻ってね♪先生達には既に推薦者が書いてある表を渡してあるから!』
そんな訳で全校集会は終わった。
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