緋乃瀬でございまーす

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朝礼が済むと担任が俺たちの方を一度見渡した。 担任「うん?今日緋乃瀬(ヒノセ)はどうした?」 ……………。 担任「なんだ?遅刻か?まったく…。おい生徒A、何か聞いていないのか?」 生徒A「生徒Aじゃないです、阿部成人(アベセイト)です。」 阿部成人、外国風に名前でいうとき成人阿部になり、成人a…アダ名が生徒Aになっている。 成人「てか先生酷くないですか?いくらこのクラスでの呼び名が生徒Aに固定されているとはいえ教師であるにも関わらず…」 担任「今日の日直誰だー?」 成人「無視すんなぁ!?」 担任「みんなも休み明けでまだ気分の入れ換えが出来ていないかも知れないが、今年で卒業なんだ、悔いの残らないように一生懸命頑張るんだぞ。」 成人「…もういいですハイ。」 完全にシカトされていじけているようだ。 担任「あーそれと成人、HRが終わったら緋乃瀬探してきてくれ。」 成人「なんで俺が!」 担任「だってお前…………緋乃瀬に惚れてるんだろう。」 成人「どういう話の持ってき方だ!」 女生徒『キャーーーー!』 成人「キャーじゃないわ!嘘なのわかってて反応すんな!」 担任「そう言うことで頼んだぞ成人。」 成人「どういうことだ!?」 担任「HRを終わりまーす。」 成人「また無視された!」
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