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少女は手の代わりにどこぞから取り出した剣を差し伸べてきた。
「だがお前には素質があっても経験が足りない!足りなさ過ぎる!………てかお前武器も持ってねぇのかよ」
「す、すいません……」
鞘に収められている剣を握ると、そのまま持ち上げられた。
「うへっ」
この少女の筋力どーゆーことーォォォォっ!?
とか叫びだしたくなるくらい、簡単にオレを剣ごと持ち上げた。
ゆっくりと地面に下ろされる。
「この剣はやる。………要はお前は弱すぎるからしばらくはこの剣と私と特訓だ。この私が直々に育ててやるんだ、光栄に思うが良い」
「え、え、えぇっ!?」
「私はスパルタだからな。覚悟しろ!」
ほら行くぞ!と言って俺に背中を向け歩き出す少女。
よくわからないが、とりあえず魔王を倒す仲間が出来た。
突然意味不明なノリで仲間になるのはRPGではよくあること。
無理矢理納得しましたよ、はいwww
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