始まり、始まり☆

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少女は手の代わりにどこぞから取り出した剣を差し伸べてきた。 「だがお前には素質があっても経験が足りない!足りなさ過ぎる!………てかお前武器も持ってねぇのかよ」 「す、すいません……」 鞘に収められている剣を握ると、そのまま持ち上げられた。 「うへっ」 この少女の筋力どーゆーことーォォォォっ!? とか叫びだしたくなるくらい、簡単にオレを剣ごと持ち上げた。 ゆっくりと地面に下ろされる。 「この剣はやる。………要はお前は弱すぎるからしばらくはこの剣と私と特訓だ。この私が直々に育ててやるんだ、光栄に思うが良い」 「え、え、えぇっ!?」 「私はスパルタだからな。覚悟しろ!」 ほら行くぞ!と言って俺に背中を向け歩き出す少女。 よくわからないが、とりあえず魔王を倒す仲間が出来た。 突然意味不明なノリで仲間になるのはRPGではよくあること。 無理矢理納得しましたよ、はいwww
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