本格始動

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「サポートはするが、これはお前の仕事だ。クライアントに上手く話せよ」  鎌田さんは真正面から視線をずらすことなく静かにそう言った。 「あ……はい」 そんな事言われても、上手くって何だよ? 「あと……余計な事は喋るな」 「……はい」  そう、俺達は自分が悪夢ハンターだと言う事以外はクライアントに喋ってはいけない。  国家がまさか魑魅魍魎の類に『環妖庁』などと言う仰々しい組織を作って対応しているだなんて……決して国民に知られてはいけないのだ。
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