368人が本棚に入れています
本棚に追加
何か知らないうちにメイクが施されていっている
軽くまつげがカールし
マスカラとか言うものをまつげにつけられ
綺麗な肌になり
ピンクの口紅が唇に乗り
店員さんは、所々説明をいれながら
私の顔を女の子の顔にしていった
「……はい完成、どうかな?」
「へ?あ……えっと////」
自分がこんなに可愛くなるとは思わなかった
正直
ちょっとだけ嬉しかった
「……////」
「気に入ってもらえたみたいだね(^^)」
「あ、あの……メイク道具は……」
「出来るだけ安いやつでやってみたの、小学生の子でも買えるようにね(^^)」
「……じ、じゃあ……これ、一式買います……////」
メイク道具を初めてかった
そんなの当たり前だ
私は男なんだから
「はぁ……恥ずかしかった」
そういえば
化粧を落とすのを忘れていた
店で待つとは言ったが
あの店員さんに目をつけられるとやっかいだから
店を出た
店の外でこの顔はあまりにも恥ずかしい
「……////」
まだ春休みなのか
学生らしい
若い人が多い
小さい私がメイクをしているのが珍しいのか
すれ違う女性達が
私のことをチラ見していた
ただの被害妄想かもしれないが
「……/////」
ダメだ
じっとしていたら色々な人に見られる
アイス屋にでも行って
双子が来るまで時間稼ぎをしよう
最初のコメントを投稿しよう!