僕は女の子?

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「うーん……」 「あ、あの……他の方の迷惑になるので……」 「古河なわけないしな……」 「!!」 この男 男と女を見分ける特別な能力でもあるのだろうか 文字通りイヤらしい目だ 「……古河男だしな……」 「……」 「古河はアイス食べにきたのか?」 「そうですけど……はっ!」 なんてことだ 私とした事が こんな男にかまをかけられて さらには引っ掛かるなんて 「やっぱ古河か、お前……じょそ」 「うわああああああ」 私は竹野を連れて公園まで走り去った 「なんだよ、何すんだよ」 「……」 「ていうか、何でそんな格好してんだよ?」 「……」 「こんなとこに連れてきて……もしかして俺に惚れてる?」 「……」 「まぁ、俺ルックスいいし、顔がいいからな、男にモテても仕方ないか(^^)」 見て分かるようにこいつはバカだ 『ルックスがいい』と 『顔がいい』は ほとんど同義語だ 「そんなわけないでしょ……」 「うーん、何気に似合ってんな、昔から女顔だったしな……」 「はぁ……」 「んで、何の用よ」 「……あんなに人がいるところであんなこと言わないでよ」 「だってさぁ、まさか本当に女装した古河だとは思わねーだろ?」 「……」 それは正論かもしれないが…… 「卒業してから1ヶ月ちょっとで……こんな格好で歩き回ってるということは、何か事情があるって察するでしょ?」 「わっかんねーよ、俺は頭いいから余計なことに頭使わないの」 何を言っているのかよくわからない これで真面目に話してるつもりなのだからあきれる
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