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「うわー……そりゃ、災難ね」
「竹野君ですか……ちょっと苦手です」
「私も……」
三人しかいないのに竹野嫌い度がMAXだった
竹野の話しをする時間さえ惜しい
「まぁ、そんなやつのことなんか忘れて、時間無いんだからさっさと行きましょう?」
「そうですね、優ちゃんメインですけど、一応私達も買うものありますし(^^)」
「そ、そうだね……」
完全に記憶を削除することは出来ない
しかし、竹野に関しては
ほぼ完全に記憶を削除することができる
竹野はそんなやつなのだ
さて
竹野は置いといて
私用の女の子パジャマや
女の子用のポーチ
私服や部屋着
更には可愛らしい日記帳と、それをデコるシールやラメを買ってきた
この歳にもなって
『デコる』という言葉の意味を初めて知った
今までは『お「でこ」にキスをす「る」』
の略だと思っていた
双子が若干引いていたのは気のせいだろうか
説明不要だろうけど、知らない人のために
『「デコ」レーションす「る」』
の略です
知らない人って
私は誰に話をしているのだ
「……はぁ」
「どうしたのよ?」
「……着々と明日が近付いてくるよ」
「いいじゃないですか、私は早く優ちゃんの制服姿見たいです(^^)」
「……女装姿が見たいだけでしょ」
莉菜の必殺技
フードの衝撃
「私の趣味なんです……悪いですか?」
「ひ……い……ひ……あ……い……い……い……いえ……め……滅相も……な……ないです」
「そうですか(^^)」
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