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「なによ?」
「な、何で私の前で脱ぐの!?」
思わず胸を
思わずそっぽを向いてしまった
「何でって……」
「優ちゃんは女の子ですから、特に恥ずかしいっていうのは……」
「こ、こっちが困るよ!」
「ここは私達のウチで私達の部屋なんだけど」
それは正論だ
確かに私がどうこう言えるような立場ではない
しかし、目の前で服を脱がれたら
そりゃパニックに陥る
「あんたも慣れなさいよねぇ~」
「……」
そういえば気になっていたことがある
姫雛は女の子か女装子以外恋愛対象ではない
前に私も襲われたが、今は全然そんなことはない
何故だろう
「あ、あのさ……姫雛」
「ん?」
「最近は私のこと襲わないよね……」
「襲うなんて人聞きの悪い……ちょっと押し倒してあんなことやこんなことをするだけよ?」
「それを襲うって言うんだけど……」
どうやら姫雛は襲っている気ではないようだ
しかし、あんなことやこんなことをを押し倒してからすると言っている
かまととも大概にしてくれ
「まぁ、優にはもう慣れたというか……」
「慣れた?」
「女装してるっていう意識があるから、『男』って感じがするのよ、あんたの場合訳ありで、もう1ヶ月近く女装してるし」
まぁ何と無く分かったような気がする
女装して女の子に見えても、しばらく一緒にいれば男だという意識がハッキリしてくる
双子は私の正体を知っているから尚更
私は男だとばれないように
これに気をつけて女子高ライフをエンジョイしないといけない
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