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「はい、優君」
「ありがとうございます……」
「じゃあ出発(^^)」
待てよ?
ここまでは順調にいったけど
私がこれを飲めるのか?
「……はぁ……はぁ」
私のようなウブの塊
ウブの原石が
飲めるのか!?
「……はぁはぁはぁ」
口を近づけることができない
こんなんだから凪沙ちゃんにふられてしまうんだ
私のバカバカバカ!
「はぁはぁはぁはぁ」
「ゆ、優……何か顔が……ていうか全体的に怖いんだけど」
キキー
「なーんだ?」
「なにこれ」
「?」
レッドカーペットが敷かれている
そのレッドカーペットをなぞるように
女性のボディーガード?と思われる人が配備されていた
「……ちょっと聞いてくるよ」
外ではオアシス二三四さんと綺麗なボディーガードさんがお話しをしている
このまま二人が淫らな関係にならないだろうか
ガチャ
「どうだったの?」
「伽凛(かりん)お嬢様がお通りになるまでお待ちください……とのことです」
「こ、こういうお金持ちって存在するんだ……」
「ここを通るってことは……双葉の生徒でしょうか?」
「お嬢様と言っても大人のお姉さんの場合があるけどね……」
『伽凛お嬢様、おはようございます』
『おはよう……』
「お……あれか」
「制服がやっぱり双葉のだわ」
「リボンがピンクだから同級生ですね」
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