368人が本棚に入れています
本棚に追加
「細かい説明とか、君への対応は後でね(^^)」
「は、はい」
「さっきの双子ちゃんと同じ部屋にしてあげるから安心しなよ(^^)」
「え?いいんですか?」
「4人部屋だから、後一人は知らない人になっちゃうけど……ね?(^^)」
可愛い
同じ部屋なのはありがたい
今は双子と校長先生しか味方がいないのだから
「いちおー聞いておくけど……」
「……」
「覚悟は出来てる?」
正直、3年間やっていける自信がない
凪沙ちゃんと会ったらどうする?
男だとバレたらどうする?
どうしようもない
流れに身を任せるしかないんだ
「覚悟は出来てないですけど……頑張るしかないですから……」
「……よし、校門行こっか(^^)」
ガチャ
校長先生がよちよち歩いている
私が加減をしないと抜かしてしまいそうだ
「もう誰かにあったの?」
「えっと……教頭の材月先生に」
「あぁ、ロリコンね」
聞き間違えではないだろうか
きっとそうだ
きっとウリボウとかポ○モンとかクレーターとかオリコンとか
そこらへんを聞き間違えたんだ
全部教頭先生に当てはまらないのは気のせいだろうか
「あ……あの、今、なんと……」
「もう誰かにあったの?」
「そこじゃなくて……」
「こーちょーです(^^)」
「戻りすぎです……」
「ロリコン?」
「そ、それです」
「材月はロリコンだから君も気を付けてね?」
気を付けろって
ロリコンを高校に野放しにしていいのだろうか
「な……何でロリコンって言われてるんですか?」
「いつもこーちょーにペタペタしてくるんだもん」
「……」
「この前敷地外に材月と買い物にいったら、小学生誘拐しようとしてたし」
「……」
「14歳以上は老婆だって言ってたし」
最初のコメントを投稿しよう!