51人が本棚に入れています
本棚に追加
/130ページ
瞳が死んだ日から1週間以上がたった。
あの後は、歩いてアパートまで帰ってきた。
アタシは、アパートに引きこもり何も喋らなかった。
仲間が心配して、何も食べてないアタシにご飯をくれるけど、全部食べては吐いていた。
もちろん、瞳のお葬式には出れていない。
何も頭に入らない。
何も聞こえない。
自分も死にたい…そう思った。
アタシの目には、1つのクマの人形が目に映った。
チャックの中に薬がはいってる、微笑むクマ。
何で薬なんかがこの世にあるの?
アタシは台所から包丁を取り出した。
最初のコメントを投稿しよう!