表の世界

1/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ

表の世界

今の平成の日本と同じような世界。毎日新しい物が作られ、そして棄てられていく。昼は車や電車が走り、夜にはネオンが明かりを照す。 そして、自衛隊のような防衛軍があり、内閣や国会がある。 ただ、他の大国などからは資源の多さからなのか、この国は未だに狙われているらしい。 しかし、そんなのは不安でもなんでもない。 そんな状態が何十年も続いているからだ。 そんな不満もなく満足もしない世界に、生きる意味など全く感じない高校1年生の剛志がいた。 彼の成績は普通。 運動は小学校で空手とバスケ、中学校でサッカーと柔道。といった多種のスポーツをしていて、野球意外ならお手の物だった。 クラスメートからも好かれ、なかなかに満足そうな中学時代を過ごした。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!