『侍』

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 闘争と修羅。  燃え盛る闘志を抑えるため、精神を統一させる。歯向かう敵軍を居合いによる一刀の元に切り裂き、屠る『修羅』を纏った剣士。  大陸を制覇せんとするべく行動を起こしているルスラン王国の方針に賛同し、辺境の里を出て兵士として志願した。己が持つこの刀に己の信念と共に国の野望を託し、戦場を駆ける。  燃え盛る闘志を纏わせ、敵軍を屠り、次の標的を探し求める。吾が信念に反する者は吾の前に立つな。  吾が決めた信念。誓いとも言える。それは『力無き弱き者、敵意無き者にはこの刃は向けない。力強き者が行く手を阻む時、持ちうる力の限りを尽くして相手をする』だ。その信念を糧に戦場を駆ける。敵意ある敵には、情けは掛けない。情けを掛けるということは、その敵を見下しているという事と同義だからだ。それは相手にとって屈辱的な行為。だから吾は手を抜かない。この刀を手にした時からその精神を胸に秘めてきた。  敵意を無くした敵に用はない。しかし、次に歯向かってきた時は容赦はしない。  また、敵軍を屠った。吾が信念と国の野望を阻む輩はこの刀で答えよう。  さあ、吾を止めれる強者はいないか! 吾も手は抜かない。全力を持って相手をしてくれる。  今日も吾が道を阻む強者を求め、戦場を駆け抜ける。その刀には『絶対の信念』と国の『野望』を乗せて、吾が想いの先を目指し突き進む。  『修羅』となって戦場を駆けるは、国の野望の先に視る理想を追い求める極東の一剣士。  その侍が通った後には、侍が持つ信念を破れなかった幾多もの屍が横たわっていた。
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