第三章 デートは4人で

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1  次の日、キャンディは久しぶりに遠くの街のスーパーに買い物に出ていました。 「今日は、奮発しなきゃね」  キャンディが浮かれ気分で買い物をしていると、目の前の通りを見覚えのある人物が立っていました。この前、店に来ていた男性です。 2  キャンディが目を凝らしながら見ていると、遠くから人の来る気配がしました。ガラの悪い、いかにも暴走族に入っているような出で立ちをしていました。 「おい、兄ちゃん」  ガラの悪い男性は、男性に声をかけました。男性は周りをキョロキョロと見渡して、 「あの、お兄さんて、俺の事言ってるんですか?」  と男性に聞きました。すると、ガラの悪い男性は、男に突っかかってきました。 「ほかに誰がいるのか、え?」
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