第三章 デートは4人で

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「お、覚えてろよ」  ガラの悪い男性はそういうと、双子の前を走り去っていきまし た。 4  ガラの悪い男性が走り去った 後、双子は、 「立ちなよ、ホラ」  と言って男性に手を指し伸ばしました。男性は、双子が差し伸べられた手を握って、スクッと立ちました。そして男性は、双子に感謝の気持ちを述べました。 「ありがとうございます」  男性はそういうと、ペコペコと頭を下げました。 「いいって事よ、ねえ」  双子の1人がそういうと、双子のもう1人が、男性にハンカチを渡しました。ピンク色のレースがかった可愛いハンカチです。いかにも女性らしいですな。
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