第三章 デートは4人で

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「格好良かったわよ」  スーパーの中にいたキャンディが、手を叩きながら店から出てきて、双子にそういいました。 「見直しちゃった。何か武道とかやってたりして」 「私たち、実は空手、やってるんです」  双子のもう1人が言いました。 「空手?」  キャンディが聞くと、双子の1人が、盾を見せました。どうや ら、この前行われた地区大会で優勝したらしいです。 「ちなみに、私は準優勝。お姉ちゃんにはかなわないんだけどね」  もう1人の双子は、頭をかきながら、そういいました。ってか、2人共、超強いじゃん、と、キャンディは彼女たちの姿を見て思ったくらいです。
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