第三章 デートは4人で

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「だから私たち、いてもたってもいられなくて、さっきの男性を空手で蹴り倒したってわけです」  と双子の1人がそういうのにあわせて、双子のもう1人はうんうんと、相づちをうっていました。さすがは双子、彼女たちと喧嘩したら、男性はまともに勝ち目はありませんね。 「それより、もう行かないと」  と双子のもう1人が言うと、キャンディはエッて思いました。もっと話がしたかったのにって、そう思ったらしいです。 「実は駅で弟と待ち合わせてるんです」  と男性は言ってました。弟と聞いて、キャンディが不思議がってると、男性の方の携帯がなりました。
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