第四章 久々の来店

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1  よく晴れた日曜日、朝早くから店を開けていましたが、まだ店には客もまだ来ていませんでした。 「暇だな」  キャンディは大きな欠伸を1つしながら、そういってました。  トーマスは、こんな時間から料理の下拵えをしていますし、ミーニャはまだ、ベッドですやすや眠っています。なので、今、カウンターにいるのは、キャンディ1人だけでした。だから、話し相手もいません。 「つまんないの」  キャンディがそう思っていますと、  チリンチリン。  玄関から音が聞こえましたの で、キャンディは浮かれ気分で、玄関の方に駆けていきました。
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