第四章 久々の来店

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3  双子がカウンター席について椅子に座ると、キャンディはメニューを渡しました。 「この時間はね、モーニングサービスやってるの。だから、お好きなメニューを選んで、決まったら呼んでね」  キャンディは飛び切りの笑顔でそういうと、店の奥へと入っていきました。  厨房の方では、トーマスが、ああでもない、こうでもないと叫んでいる声がカウンターの方からも聞こえてきました。  双子は、メニューを片手に睨めっこしながら、何頼もうか、真剣に悩んでいるみたいです。  店の影からずっと見ていたキャンディは、仲の宜しいこと、と幸せそうなか2人を見ながらそう思っていました。
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