第弐章

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いつもは騒がしいくらいに賑やかな教室内が静まり返っていた。 「…おはよ、悠梨。ね、秋君どこにいるかわかる?」 私に話しかけてきたのは、私の唯一の友達の、松部 花弥だった。 「…なんで?しらないけど」 「秋君、家出したんだって。」 「…え?いつ?」 胸が、ざわめく 私達が別れたのは、春休みに入る前日。 「ちょうど、2ヶ月前」
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