第弐章

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私が別れて、一週間後。直接は関係ないかもしれないけど、罪悪感につつまれた。 「私、わかれたから。秋とは、もう」 その一言がいけなかった。秋に好意を抱いた女子が先頭に立ち、私に文句を言ってきた。 「だから秋君、家出したんじゃないの!?」 「秋君、最近やっと明るく戻ったのに!!」 私は言い返すこともできずに、だまってた。いたたまれなくなって、私は鞄を手にして逃げるように教室をでていった。 校門まで、走った。全速力で思いっきり走った。  
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