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電車に乗り込み、遠目に堀内の方を見た。
彼女は開いている座席に座ったみたい。
そんな堀内を見て、中学生時代を思い出した!
「今日のホームルームは美化委員からの議題です!
美化委員、前に出てください。」
と教師の声が室内に響いた。
「はい」と堀内は立ち上がり前に…
野村の返事が無い
堀内は野村の方を見る!
野村は机が好きなのか、机に頬を着けて動かない!
寝ている!
教師の居る位置からは、見えないのである。
堀内は大きな声で
「野村君、プリントを持って来て!」
と、野村を起こすかの様に
その声に驚いたかの様に、野村は立ち上がり
「わかりません」
と…
教室の中に笑い声が…
笑い声の中に
「また、野村は寝とぼけとるわ~」
その中で堀内は顔を真っ赤にして、野村の横に来て
「なにやってるの!早くしてよ!」
と。
教師は笑い声を噛み締めるかの様な声で「美化委員の人、早く進めてください!」
野村と堀内は黒板の前に立った。
堀内が
「来週は校内統一美化週間です!
それぞれのクラスにて、何か美化について考えて生徒会に提出したいと思います。
何か意見を言ってください!」
野村は堀内の横で立っているだけ
堀内は野村を見て、目で合図をした!
野村は
「何か無いですか~?美化について」
と、怠そうに言った。
後ろの方で手を上げている
その手を見て、野村は無視している。
堀内はすかさず
「この手を上げている男子」と
野村は堀内の顔を見て、ヤレヤレ~て顔をした。
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