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堀内が指指した相手は、明らかに真面目に答る事などない感じ。
「野村みたいに、机を綺麗にしましょう~
ヨダレで」
と、茶化し言った!
またまた教室内は爆笑
すると、爆笑に紛れて
「ま、美化委員どうし、寝ながらしたら~似たものどうしで~」
「美化委員より、居眠り委員~」
野村はヤレヤレ~と堀内を見た!
堀内は顔を真っ赤にして俯いている。
俯いているせいか、涙ぐんだ目は見えない!
野村は
「馬鹿な意見はいいから、真面目な意見を言ってくれ!」
と。
その声を聞いた生徒は、どことなく
「お前が言うなぁ~」
「美化委員より、お昼寝委員のくせに」
「二人で机を拭けばいいじゃない」
「普段から何もしない奴に言われたくないよね~」
等とヤジが飛び交った。
堀内は下を向いたまま、肩が震えている
野村はそれを見て、どうする事もできず、勝手に議題を進めるしか出来なかった。
黒板に、校庭裏にある川の土手のゴミ拾いと書いた。
そして、口を開いた「このクラスの意見は、黒板に書いた事を実行したい!と決めます。他に意見のある人は言ってください。」
教室内は雑談の渦!
誰一人として、聞いてるそぶりは無い。
で、堀内は?
相変わらず、下を向いたまま固まっている。
野村は
「では、これに決まりました!美化委員からの話は終わります。」
野村は堀内に
「決まったから、職員室に先生を呼んできて!終わりましたと」
堀内は無言て、職員室と逆の方に教室を出て行った
そんな堀内を見て、三人の女子生徒が後を追った!
去り際に、野村を最低~と言うかの様に睨んで
またまた、ヤジが…
「終わりか~?今から、委員会の始まりじゃないの~?
うたた寝の?」
そのヤジを聞いて野村は
「そうだよ!悪いか!別に誰かに迷惑をかけてない。
人前で、はっきり意見を言えないで、くだらないヤジを言ってる奴よりまし。
しょせんは器が小さいんだよ。
男も女も
だから、相手にしたくないから寝てるのさ!」
前の席で雑談に夢中だった女子に
「なら、美化委員なんてしなければいいのに」
と。
その声に感化されたか
教室内に罵声が飛び交った!
「しかたなしにしてるのさ!馬鹿な奴しかいないから。
いざ、やってみろ~と言えばできない奴ばかりだからね!
特にお前、お前、お前」
と、言って指を指した!
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